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重森三玲庭園美術館@京都

重森三玲という人をご存知でしょうか。
昭和を代表する庭園家、京都の東福寺方丈庭園、
(コケと石が市松模様になっている庭)を作ったことで有名な人です。
その方の美術館があるというのでいってきました。

重森三玲庭園美術館
http://www.est.hi-ho.ne.jp/shigemori/association-jp.html
DSCF5839.jpg
場所は京都市左京区の京大近く、閑静な住宅街の中にある立派なお屋敷。
重森さんが実際に住んでいたお宅を美術館としています。
元は近くにある吉田神社という由緒ある神社の神官の家だったのをゆずりうけたものを
三玲さんが手をくわえ、お庭やお茶室を作っているので、それを公開しているというもの。
DSCF5842.jpg
ちなみに三玲という名前は、フランスの画家ミレーからとって自分で改名したんだそうで。
三玲さんは元は日本画家、芸術家から庭の仕事へという異色の経歴。
DSCF5843.jpg
こちらがお庭、でかい石がぼんぼんとある大胆な作り。
石は山を、小石は波を表す、いわゆる枯山水というやつですね。
DSCF5886.jpg

DSCF5845.jpg
部屋の中からみると風景画のよう。
実はこの場所、数年前のアクオスのCMで使われたもの。
吉永小百合が着物で立ってたCM、なんとなく覚えているような。
そのCMの後、問い合わせが増えたので一般公開するようになったのだとか。
DSCF5849.jpg
部屋のでかいちょうちんは、イサムノグチ本人からもらったもの、
三玲さん、イサムノグチと親交があったらしい。
DSCF5847.jpg
天井近くには枯れたアジサイがつってます。
お守りなのだとか。
DSCF5875.jpg
奥には三玲さんが作ったお茶室
DSCF5853.jpg
内装も全て三玲さんが手がけたそう。
ふすまのデザインとか大胆で凄い素敵。
DSCF5855.jpg
8角形の電気傘も三玲デザインで作ったもの。
DSCF5860.jpg
障子の下のほうも黒いラインのデザインが。
取っ手の一つにまで非常に細かくデザインされています。
DSCF5859.jpg
なんてことない格子とか、うねうねしていたり、クロスしていたり、
普通にまっすぐじゃないのが素敵。
DSCF5852.jpg
飛び石、まるっこくてかわいい
DSCF5876.jpg

DSCF5878.jpg
う~んこのなみなみ、モダン~

この美術館を運営、現地で案内説明してくれるのは、
三玲さんの娘婿&お孫さん。
事細かに説明してくれるので、ほほう、、、と知らない人でもわかりやすい。

実はお孫さんは、以前東京の森美術館でこの三玲美術館の講演をされていて、
私はそれをきいてたんです、と話をしてみると、
どうも結構話好きな方のようで、他の客が帰ったあと、ざっくばらんに
色んな裏話をしてくれました。

三玲さんは庭作家としては特殊な経歴で、
美術大学をでて、画家をしながら庭は30歳くらいから独学で学び、
こんだけ偉大な人なのに、実は庭作家デビューは遅くて40歳くらい、
遅咲きでもこんだけのものができるなんて、
何かをするのに歳を言い訳にしてはいけないよなあ、
て勇気がわきますねえ。

そして、庭だけでなく家もつくり、
部屋からみた庭も計算しつくされて、家も庭も全てをプロデュースしている。
彼にとって庭は作品、アートなんである。
そういう人は今も昔もほとんどいないそうで、
このお庭はとっても貴重なものなんだなあとおもわれます。

そして、芸術は個人のものであるという考えから、
子供が庭芸術を継ぐということもなかったとか。
まあこうやって子供や孫が大切に守っているわけなんですが、
そのへんは非常に納得がいった。

DSCF5863.jpg
何が一番大変ですか?ときいてみたら、
夏でもこんだけ青々したコケを維持するために、水遣りと草抜きが大変なのだって。
草抜きはピンセットで1本ずつ大事に抜いているらしい。
ちなみに、このコケを東京ではやしたくても無理らしい。
西と東では湿度の違いによりコケの種類がかわるのだとか。
じめっとした気候の京都は、コケが美しく育つにはいい環境というわけ。
この蒸し暑さも少しは役立っているのですね。

色んな話がきけるので、お孫さんには是非話しかけてみてください。

重森三鈴美術館
小さいけど、ぎゅっと詰まった見ごたえ有りです。
予約制なので行きたい時はHPより申し込みメールを送ってくださいね。

katarikosign.jpg

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2011.08.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館、アート

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プロフィール

カタリコ

Author:カタリコ
デザイナーカタリコ /katariko

美術大学でテキスタイルデザインを学ぶ
会社でデザイナーをやりつつ、
オリジナルブランド katariko をはじめ革雑貨、アクセサリーを作成。
2015.6~作家活動を休業




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